「探しもの」は、学校ビオトープと呼ばれている池や草むらがある、あまり広くない校内原っぱで、4年生の子ども達に「この場所で、面白いもの、きれいなもの、気持ち悪いもの、かわいいものの4種類を何でもいいから探して来て!」という探しものです。
大人になればなるほど、きっと「こんな原っぱで、きれいなものって言われてもねぇ・・・」みたいになかなか足が出難くなるかもしれませんが、子ども達はスグに池の中を覗き込み、草の花を見つけ出し、石をひっくり返してダンゴムシを持ち出してセロテープで紙に貼り「気持ち悪いもの見つかった!」みたいに続々4種類に見つけたものを分類してくれました。
経験が少ないぶん直感が鋭いのでしょうか。大人が迷うこともあまり迷わないみたいです。
分類結果はほぼほぼ予想した通りになって、
花は「きれい」と「かわいい」のスコアを上げ、ダンゴムシなどの「虫」は「きもちわるい」の場所に続々集められました。が、中には「幼虫がかわいかった」と言ってくれた女子生徒もいました。昨年も似たような意見がありました。
私の狙いは「そういうふうに思う人もいるんだから、もしかしたら虫もかわいいのかも?いったいどこがかわいいんだろう?」と虫の世界に興味が湧く誰かが新しく出てくることなんです。
もうひとつの思惑は、
「ただの原っぱにも、探せばいろいろあるんだ!」を子どもが実感するだろうな、でした。
この日は2時間目に「学校のビオトープは・・・」とかのお話を子ども達にしましたが、ここはちょっと子ども達にとって退屈だったかも(汗)
説明の途中にだんだん下向いちゃう生徒が出てきて、私は焦って余計にいっぱい喋るようになって、なんだか演説みたいになってしまいました。やっぱり子どもに教えるのは一筋縄では行きません。私の「演説?」のあと、先生は地面に体育座りした子ども達と目線が合うようにしゃがんで、演説じゃなくて「呼びかけ言葉」みたいな話し方で子ども達の顔を上に持ち上げているのを見て「あぁー」って思いました。
次はうまくやりたいと思った今年度第1回目の総合学習授業でした。
(写真は後日アップします)
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