オオキンケイギクを駆除したのは小学校の4年生たち。
オオキンケイギクは日本では特定外来生物のひとつとなっていて、育てたり生きたまま持ち運んだりすると懲役や罰金などの罰則を受けるものです。ちなみにブラックバスとか食用ガエルもそうです。
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オオキンケイギクは、「特定外来生物」です! 北九州市のサイトへのリンク
それがなぜか小学校に生えているので、特定外来生物を教えるのに合わせて、4年生の子ども達と先生に、全部を根っこから抜いてもらいました。
これが咲いているときの校内に生えていたオオキンケイギク。
そして下の写真は、駆除した後の写真です。黄色い花はもうありません。
オオキンケイギクは日本で荒地を花畑に変えるためにかつては外国から輸入されたワイルドフラワーの種で育ったものが日本で大繁殖した結果、このような特定外来生物となってしまった、いわば可哀想な植物です。
オオキンケイギクは毒もトゲもなく、実際に見てみると綺麗な花をつけています。
そんなオオキンケイギクを最初は生け花にしようと、念のために京都府環境部自然環境保全課に電話して「オオキンケイギクを抜いて駆除した後に生け花に使ってもいいですか?」と尋ねたら「生け花にしても枯れるまで生きているので栽培していることになるから違法になります。従ってダメです。」と言われました。
では仕方が無いと、煮て草木染なら良いか? あるいはドライフラワーにしても良いか?と尋ね直すと、そのように植物を生かしていないなら問題ないとの回答だったので、草木染を試みることにしました。
横たわる草が子ども達が刈り取ったオオキンケイギクの全草です。
そこから花を摘み取って・・・
鍋に入れて煮ました。これでもう生きているオオキンケイギクではなくなりました。
紙の紐を染めてみました。 そのまま染めたり、花でなく茎で染めたり、焙煎液を使って金属と反応させて染めたりというテストをしました。
仕上がりは、このようになりました。
オオキンケイギクの草木染を法律に違反しないように実施するには、下記の徳島県立博物館のホームページが役立つと思います。
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