新型コロナ感染症流行の今年は、ながらく地元住民が小学校を訪問しての授業サポートができませんでした。
授業がきっかけで新型コロナ感染が起きてしまうといけないからです。
今年の夏頃に校長先生を含めての先生方と私達住民の先生役(コミュニティーティーチャーという名前を学校から与えられています)でZoomオンライン会議で相談した結果、教室と住民自宅をZoomを使ってパシコンで結び、自宅の先生役住民から教室の子ども達に授業をしてみよう!ということになり、今月11月に2回、Zoomを使っての遠隔オンライン版「4年生の総合的な学習の時間」授業を行うことができました。
Zoomはテレワークでお馴染み?のテレビ電話みたいなものですが、テレビ電話と違うところは「画面共有」という機能があって、自宅で説明用につくったパワーポイントを自宅から操作しながら子ども達に見せて説明ができます。
それに子ども達から「質問があるんだけど!」と言われた場合に、言葉だけでなく、ネットから画像検索した写真や、YouTubeの動画なども画面共有して、生きものの姿や動く様子なんかも見せながら解説できるところが便利です。
そうは言っても、実際に土の中の虫を捕まえて虫メガネで見たり、池のプランクトンを顕微鏡で観察するホンモノの生きものを扱う授業でなないので、写真や動画だけでは物足りない感じもしなくはありません。
さらに、パソコンのwebカメラで教室で授業をしている子ども達に説明するとき、子ども達の表情が小さくて見えないから、説明が難しくて分からない表情していないか?どうかがよく見えないやり難さがありました。子ども達もこのようなオンライン授業するのは初体験のようで、カメラの前にかざした発表のための大きな画用紙が、半分写っていなかったり、みんなで一緒に声を出すとこちら側では聞き取れなかったりと、私達も先生も子ども達もみーんな慣れないオンライン授業に苦労があったみたいです。
だけど、初めての事には失敗とか課題はつきものなので、私はこれに懲りずにオンライン授業のメリットを伸ばせるように、学校と共同で上手いオンライン授業のやり方を試行錯誤しながら見つけていきたいと思いました。
今年は不幸にして新型コロナ感染が拡大したのでオンライン授業が急遽活躍することになりました。ということはきっと来年以降は立派なワクチンが完成し、みんなそれを接種できるようになれば、こんな不便なオンライン授業はしなくて良くなるとは思います。特に屋外で自然観察をするような授業は実地でお互いに会って授業するのが良い方法だと思います。
だけど、オンライン授業にはオンラインにしかできないメリットがあります。
また新型コロナとは別の理由で学校が休業になることもあるかもしれないし、台風や地震などで学校に全員登校できないこともあるでしょう。不登校の子ども達にとっては、まさにオンライン授業が助けになるだろうと期待しています。
そのようなことがネットでたくさん語られていますが、私はその他にもオンラインならではの自然観察や自然環境の授業をするメリットが、まだ未開拓だけどたくさんあるのではないか?と考えています。
そのようなアイデアは、私の頭の中ではまだ未熟で不完全で、できるかどうかもよく分からないので、今後試してみながら、上手くできそうなことが分かったら、ここで紹介したいと思います。
それより先に、
来年こそは新型コロナ感染の心配から解放されて、以前のように住民共同で授業のサポートが再開できたらと思いながら、だけどせっかくできたオンライン授業の芽が『もう要らないや!』で捨てられないように、実地授業とオンライン授業を並行して行いたいと、小学校に提案して、そのように運用を決めて欲しいと思っています。
校長先生!このこと、よろしくお願いしま~す。
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